MR継続教育(研修)資材のご案内「三重大学贈収賄事件と奨学寄附金のありかた」
皆さんも驚かれたのではないかと思いますが、2021年1月に三重大学附属病院の臨床麻酔部の教授と製薬会社のMRと上司が贈収賄罪で逮捕されました。
又、医療機器メーカーでが関連した贈収賄事件も刑事告発され、両方で関係者8名(大学側3名、業者側5名)のうち7名に有罪判決が下されました。
本事案で特筆すべきは、製薬会社が奨学寄附金として三重大学の口座に振り込んだ行為が贈賄の一類型である第三者供賄と認定された点です。製薬会社の担当者等には正式な手続きを経て拠出した「奨学寄附金」が贈賄に該当するという認識は全くなかったようです。
今回は贈収賄事件の概要と、ディオバン事件以降不透明さなどが批判の対象となっている「奨学寄附金」のありかたなどを取り上げ、今後の活動に活かしていただければと考えています。